≪災害訓練≫
昨年より開始した、災害訓練を行いました。
震災等があり「水道、電気、ガスが使用できない。」そんな状況の中、日常業務をどのように行ったらよいか職員間で考えながら行いました。
今回の訓練時間は、9:00~13:00迄としました。
(準備)
①水道が止まった事を想定
→備蓄してある水を使用(2Lペットボトル14本)
・・・食事、飲料及び食器、手洗いに使用。
→浴槽に張っている水
・・・排泄等を流す、清掃用として使用。
②電気が止まった事を想定
→1フロア3本の懐中電灯を用意。(写真は2本ですが...)
→調理場がIH対応の為、ガスコンロを1フロア3台用意。
③ガスが止まった事を想定
→現状、お湯を沸かす以外にガスを使用していないのでガスコンロで代用。
(注意事項)
排泄介助時
→使用する水を減らす為、使用した紙は新聞紙に包みゴミ箱へ捨てる。
→手洗いはウェットティッシュ及びアルコールスプレーで消毒。
調理
→調理前は手をアルコール消毒
→直接手で食材を触らない(ディスポ手袋使用)
→まな板の上に牛乳パックを敷き洗う回数を減らす
→ボトルキャップに穴をあけてシャワーボトルにして洗いものを行う
食事
→飲み物は紙コップを使用。
→お皿にはラップを敷き洗う為の水を節約する。
(昼食メニュー)
・梅おにぎり ×2個
・サバ缶と切干大根の煮物
※クックパットの作り方を参考にしました。
・豚汁
『それでは訓練を開始します。』
今回、排泄介助の報告は省略します。
(調理の様子)
まずはご飯炊き。
炊飯器が使えない為、保存袋を使用して茹で上げる形でご飯を炊きます。
洗ったお米を袋に詰め
水の状態から火にかけ、沸騰したら中火で約20分加熱。ご飯が炊けました。
次にサバ缶と切干大根の煮物を作ります。
洗いものを減らす為にポリ袋の中で調理します。
切干大根は水で戻さずそのまま袋へ入れ一口大にカット。
そこに乾燥わかめとサバ缶を汁ごと入れます。加熱したら完成
(味付けはしなくて大丈夫です)
最後に豚汁作り
(作っている工程の写真を撮り忘れました)(-_-;)
まな板の上に牛乳パックを置く事で洗う回数を減らします。
完成したのがこちらになります。
見た目は美味しそうに作れました。
味の感想ですが・・・
「梅おにぎり」
炊飯器で炊くのと違い、お米が潰れてしまって舌触りが悪く味付けが無いと食べ辛いです。梅干しを入れましたが全体的に塩を振りかけたら味に変化があり良かったかもしれません。ただ、芯が残ってる事は無かったので食べれない程では有りませんでした。
「サバ缶と切干大根の煮物」
下味をつけていないので大丈夫かなと不安もありましたが、切干大根とわかめの出汁にサバ缶の塩味が合わさりしっかりとした味付けが出来ていました。上に乗せたマヨネーズが味に深みを出します。
「豚汁」
文句なく美味しかったです。
ただ、生肉等は実際に電気が使えないと保存が出来ない為、次回研修時のメニュー選びには注意したいと思います。
(洗い物の様子)
シャワーボトルを使用しています。水道を使えない不便さを感じました。
(フロアの様子)
カーテンを開けているので写真だと明るく見えますが、電気をつけないと日中でも暗い事が分かりました。今回は、朝9時からの想定だったので外からの光がありましたが、夕方や夜間に電気が落ちた際は手持ちタイプの懐中電灯のみでは対応しきれません。(非常灯はありますが)立て掛けて光るタイプのライトを用意したいと思います。
以上、本年度の災害訓練の報告になります。
定期的に行い、いざという時に対応出来るように心がけていきます。